当施設の取り組み
フレイル、サルコペニアを改善しよう!!
当施設では自慢のパワーリハビリテーションマシンと有酸素運動マシンを用いて、利用者様のフレイル、サルコペニアの予防と改善に努めています。ぜひ一度、リハビリ室を見に来てください。(2025.6.23)
フレイルとサルコペニアは、どちらも高齢者の心身の機能低下を表す言葉ですが、それぞれ意味が異なります。
フレイルは、加齢による心身の活力が低下し、様々なストレスに対する回復力が低下した状態を指し、健康な状態と要介護状態の中間的な状態です。一方、サルコペニアは、加齢や疾患によって筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下した状態を指します。
フレイルとサルコペニアが進行すると、科学的に身体機能の低下、活動量の減少、そして最終的には要介護状態になるリスクが高まることが知られています。
多剤併用は見直しを!!
老健リハビリよこはまスタッフ一同、利用者様がより元気に活動的な生活を送ることが出来るように願っています。施設の取り組みの一環として、『日本老年薬学会』の方針を支持し、適正な評価を行った後の抗コリン剤の減薬を進めていきます。(2025.5.21)
<日本老年薬学会の方針>
日本老年薬学会は、「日本版抗コリン薬リスクスケール」を用いて、高齢者の抗コリン薬の減薬を推奨しており、これにより高齢者の健康を維持し、薬剤誘発性認知症のリスクを低減する取り組みを推進しています。
抗コリン薬の減薬が推奨される理由
副作用リスク:
高齢者では、抗コリン薬の副作用(錯乱、便秘、排尿困難など)が出やすく、特に認知症患者では薬剤誘発性認知症のリスクも高まります。また筋力低下、転倒、歩行障害が生じる可能性が示されています。
認知症リスク:
長期にわたって抗コリン作用のある薬剤を服用すると、認知症の発症リスクが高まることが示されています。